電力自由化

4月から電力自由化が始まるそうで、この間、HISに行って旅行を申し込んだら、「電気もいかがですか?」と言われ、「我が家もそろそろ考えようか。」と思っています。早速、どれくらい電力料金が安くなるか、シミュレーションをしてみましたが、なかなか料金設定が複雑なようで、難しいものです。料金以外に気になったのが、どうやって発電された電力なのか、具体的には、CO2排出の少ない電源からの電力なのかどうかということです。HISの子会社のHTBエナジーはどうかと言えば、別府温泉の地熱のバイナリー発電で作られた電気の供給を開始するということですが、あれだけHISの店舗で営業をしていたら、地熱バイナリー発電で作られた電気だけではすぐに足りなくなるので、外から電気を仕入れてくるのでしょう。自前でそこそこの量の電気を作っている会社であれば、外から仕入れる電気にはあまり依存しないでしょうから、何の電源で発電される電気なのかは事前にわかるのでしょう。しかし、外から仕入れる電気に依存している会社の場合、何の電源で発電される電気なのかは事前にはなかなかわからないような気がしています。国の指針では、『電力小売電気事業者が、ホームページやパンフレット、チラシ等を通じて需要家に対して電源構成や二酸化炭素排出係数(調整後排出係数)の情報の開示を行うことを「望ましい行為」として位置づけて』いるそうですが、まだまだそういう情報は足りないように思います。もちろん、実際のCO2排出係数は事後的にしかわからないので、事前に公表できないことはわかりますが、過去のCO2排出係数の実績とか目標とするCO2排出係数だけでも公表してもらえればね。